ゆ~っくり | 会社でこっそり

ゆ~っくり

毎朝ちょっと早めに家を出て
コンビニで雑誌を立ち読みするのが習慣になっているのだけれど、
面白い記事を読んでいて出社ギリギリの時間になってしまうことがある。

今日もそんな一日の始まり方で、
あ、そろそろ行かないと・・・と、
急いで野菜ジュース等を手にとってレジに並んだのだけれど。

あいにく、二人の店員のおばあちゃん側になってしまった。

なかなか前に進まない。
とにかく処理速度が遅いのだ。
5世代くらい前のパソコンを使っているような感じ。

ゆ~っくりと 商品を手にし、
ゆ~っくりと バーコードリーダーをかざし、
ゆ~っくりと それを置き、

また次の商品を
ゆ~っくりと 持ち上げ、

ようやく全部終わったと思ったら、
ゆ~っくりと 金額を確認し、
ゆ~っくりと 読み上げ、

お金を差し出すと、
ゆ~っくりと それを数え、
ゆ~っくりと お釣りを出し、
ゆ~っくりと レジ袋を取り出し、
ゆ~っくりと 袋を開いて、
ゆ~っくりと また一つ一つの商品を入れてゆく。


ぬぬぬぬぬ・・・。


や、お年寄りが嫌いなわけじゃないし、
できれば暖かな目で見ていたいのだけれど、、、
すみません急いでるんですそれ自分でやりますからもういいです
・・・なんて言いたくなってしまう。


それになにより、

見ちゃったよ。

レジ袋を開けるときに、
指をぺろっと舐めたでしょ、おばあちゃん。

まさかそんなことされるとは思ってなかったから驚いたよ。
思わず心の中で「ぇぇぇぇぇ」と小さく叫んじゃったじゃないか。


今度から気をつけないと。
何が起きても動じないよう、
もう少し時間に余裕があるうちに会社に向かおう。